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気管支ぜん息

気管支ぜん息のイメージ画像

気管支ぜん息とは、アレルギーや様々な要因などによる気管支の炎症により肺への空気の吸入・呼出が困難になる病気です。
この症状は、発作性に起こることが多く、非常に強い呼吸困難が起こる時もあり、症状が消えてしまう時もあります。

気管支ぜん息の特徴

気管支ぜん息は、「ゼーゼー」とか「ヒューヒュー」という胸の音(喘鳴:ぜんめい)が特徴です。
特に夜寝ている時や朝方起床前に多く、これは空気の通り道である気管支が狭くなリ、狭い所を空気が通過したり、通過する空気が気管支の壁を震わせるために生じているのです。

気管支ぜん息の原因

ぜん息の原因物質としては、ハウスダスト(主にイエダニの死骸や便に存在する消化酵素)、カビ、昆虫、小麦粉、コンニャクなどの生活環境から飛散する物質や、ソバ、カニなどの食べ物、アスピリンを代表とする痛み止め、解熱薬、かぜ薬などがあります。
ただし、気管支を過敏にするものにはアレルギーなどの環境要因だけでなく、体質的な要因も考えられ原因は多様です。

気管支ぜんそくの
症状の現れ方

一般的には次のような症状があったときにぜん息を疑います。

  • 呼吸をするときにゼーゼー・ヒューヒューという(喘鳴)
  • 季節の変わり目などにいつもは感じない息切れがある
  • 夜から明け方にかけてひどい呼吸困難を感じて目が覚める
  • 息がしにくくなり、肩で呼吸をするようになる
  • ほこりや特定の抗原を吸い込むと息苦しさを感じる
  • かぜを引くと咳と伴にゼーゼーし、治るのに10日以上かかる
  • チアノーゼ(唇や顔色が青くなります)
  • 痰のからんだ咳が出る など

気管支ぜん息の治療

喘息とは、アレルギーその他が引き金になって気道に炎症が起きる結果、気管支が狭くなって息が吐きにくくなることを発作性に繰り返す病気です。
そこで、発作を抑えるために気管支拡張薬を用いて気管支を拡げることも効果があります。

一方で、重要なことは、気管支の炎症を日頃から十分に抑えてコントロールしておくことです。
そのための中心的な薬剤が吸入ステロイド薬です。
これはごく微量のステロイド薬を専用の吸入器を用いて口から吸入する治療法です。
内服薬には気管支拡張薬、鎮咳剤(咳止め)、抗アレルギー薬、炎症を抑える内服ステロイド薬などがあります。
当院では症状や体質に合わせて患者さまに最適な処方を致します。